カウンセラーや占い師など悩みや相談を受ける仕事は人の心を変えてあげるサポートをしたり心を開いてもらえるようにしなければいけません。
どんなに良いアドバイスをしようとも心が開いていなければその言葉は響きません。
自分が良い言葉を言うことを考えるのではなく、お客さんがどれだけ良い気付きを得られるかが重要なのです。
そのためには話をしっかりと聞くことが大切なのです。
目次
まずはお互いに心を開かなければ何も始まらない
相談をするということは自分のことや自分の悩みを話すということです。
それってとても勇気のいることですしやはり恥ずかしいという気持ちもありますし、それだけ自分が心を開いた人話しやすい人に話したいと思うものです。
心を開いていない人にわざわざ相談したりはしないでしょう。
それだけカウンセラーと相談する人との信頼関係が重要になってきます。そのためには相談者はそうですがカウンセラーも心を開くことが大切なのです。
初めて会う人に心を開くということは勇気が必要です。
カウンセラーの人が心を開かなければ相談者も心を開いてくれないでしょう。
お互いの信頼関係が何よりも重要なこと
お互いに心を開き、それだけお互いの信頼関係があってこそ良い話、良い相談を受けることが出来るのです。
アドバイスをするとかしないとかではなくまず大切なのは信頼関係です。
「この人に話しても否定されそうで嫌だな」
「この先生なんか話聞いてくれなそうだな」
なんて思われてしまってはどちらも良い時間にすることはできません。
そんな不安のあるような先生にアドバイスをされても全然心に響きません。むしろ説教ばかりで嫌だなという気持ちになってしまいます。
「この人は自分の気持ちがわかってくれる」
「この先生になら何でも話せる」
「これだけ色々話を聞いてくれるしわかってくれるから良いアドバイスがもらえるかも」
そういう気持ちなって初めて良い相談を行うことが出来るのです。
アドバイスをするよりも話を聞くことが大切
カウンセラーや占い師は、自分の知識や自分の凄さみたいものを伝えてしまう人がいます。
「私は何人もの人の相談を受けてきて解決してきた」
「私は何でも知っているから言うことを聞いていれば解決する」
みたいに自分の実績を自慢する人がいますがそれではどんなに良いカウンセラーや占い師だとしても意味がありません。
どんなにすごい人だとしても人の話を聞けないようでは良いカウンセラーとは言えないでしょう。
何でも悩みを解決することがすごいことではありません。
相談者が納得したり新しい気付きを得られたり、前向きになることが出来たり、心を軽くすることがカウンセラーの役目です。
それにはまずアドバイスや解決策の前に、話を聞いてあげて気持ちを楽にさせてあげたりリラックスさせてあげることが重要なのです。
相談者がポジティブになれるようにサポートする
どんなに良いアドバイスをしてもそれによってネガティブになったり、落ち込んでしまっては意味がありません。
人生を変えられるのは自分自身しかいないのです。それなら相談者が前向きになって自分の力で悩みを解決していこうと言う気持ちを持たせてあげる事が大切なのです。
どんなに知識があって悩みを解決する手段を知っていても、それをうまく伝える事が出来なければ意味がありません。
相談者によってわかりやすい言葉や納得する言葉というのは違います。ですからそれだけ相談者の人の立場になって考えて話をする事が大切なのです。
【関連】海外では悩んだときはカウンセラーに相談するのが常識。カウンセラーは悩みを解決するプロ
しっかりとその人その人に合わせる事がカウンセラーにとって必要なこと
何でも自分のペースで自分の好きなように話せば良いということではありません。
それでは自分が気持ちよく話す事が出来るだけで相談者からすると、心地よくないと感じるでしょう。
相談者のペースに合わせて会話を進めていかなければいけません。
それは人によって会話のペースやテンポは全然違います。そのペースとテンポを読み取りそれに合わせて話をしていく事が重要なのです。
カウンセラーは話を聞く側であって主役ではない。あくまで主役は相談者なので
相談を受けているから自分の偉くて何でも知っているという態度で相談を受ける人がいますが、カウンセラーだったり占い師だからって偉い訳ではありません。
それだけ知識と経験があるのだとしたら余計に相談者に合わせてあげるべきなのです。
逆にカウンセラーとしての経歴が短くてあたふたしてしまう人は何もアドバイスをしなければいけないという訳ではないのです。
相談者はただ話を聞いてほしいという人も多いのです。というか大半がそういう人なのです。
ですからカウンセリングがうまいとか下手ではないし、アドバイスをしなくちゃという気持ちになる必要もありません。
しっかり話を聞いて自分の思ったことを話せば良いのです。
どちらが偉いとかではなく、結局最後は気持ちなのです。
気持ちは相手に伝わります。
偉そうにする訳でもなくて焦る必要もありません。自分の出来ることをしっかりやる事が大切なのです。
あとがき
カウンセラーや占い師というのは相談者の気持ちを尊重して話をしていく事が大切です。
それはどんなに良いアドバイスをしようと、自分がどんなにすごい人だとしても、相談者の気持ちを考えて自分がすべき発言を考えていかなければいけません。
「話を聞く」という行為は誰でも出来る事です。
しかし誰でも出来る事だからこそとても難しいのです。
いかに相談者の気持ちを引き出してあげて、多くの気づきを与えてあげられるか、心を軽くさせてあげられるかという事が重要なのです。
カウンセラーはあくまでもサポート役です。
そしてサポート役が出来ることは限られているのです。変えるのは本人しかいませんし、気付くことも本人しか出来ないのです。
どんなに良いアドバイスをしても気付くかどうかは本人次第なのです。
それを忘れてはいけません。
そのためにはまず話をしっかりと聞いてあげること。そこから始まりますし、それが一番重要なことなのです。